2024年5月28日ごろからインスタのストーリーなど、SNSで目にする「ALL EYES ON RAFAH(オール・アイズ・オン・ラファ)」の意味するメッセージ、気になりますよね。
結論からお伝えすると、パレスチナ自治区ガザ地区の南部にあるラファ市に非難している人々がいるにもかかわらず攻撃を続けるイスラエル、そんな情勢に注視するように掲げた「ラファに注視しろ!(ALL EYES ON RAFAH)」というメッセージです。
詳しくみていきましょう!
ALL EYES ON RAFAHの意味とはラファに注視しろ!
ALL EYES ON RAFAHの意味とはラファに注視しろ!
2024年5月28日ごろからよく目にするようになった「ALL EYES ON RAFAH」の意味とは何?と話題ですが、冒頭でもお伝えしたように、「ラファに注視しろ!」という世界に向けたメッセージです。
筆者もあまり中東の情勢には詳しくないですが、「ALL EYES ON RAFAH」について、Forbesの英語版の記事には以下のように記されています。
The phrase is meant as a request for bystanders to not look away from what’s happening in the city of Rafah—where as many as 1.4 million people are sheltering after fleeing from violent fighting elsewhere in Gaza—as Israel continues its offensive despite the large civilian population.
引用:Forbesより
Google翻訳で日本語に翻訳にすると…
このフレーズは、イスラエルが多数の民間人を抱えているにもかかわらず攻撃を続ける中、ラファ市で起きていることから目をそらさないようにという傍観者への要請を意味している。
引用:Forbesより
ラファ市では、ガザ地区の他の場所で暴力的な戦闘から逃れて140万人もの人々が避難している。
パレスチナ自治区の他の地域の民間人約140万人の人々が非難しているラファ市。
そんなラファ市に攻撃を進めるイスラエルの情勢について、「ラファ市に注視しろ!」というメッセージが込められているとあります。
日本からはどうこう言える立場ではないですが、民間人が非難してるところへの攻撃はさすがに…。平和であって欲しいわね…。
インスタストーリーで流れてくる理由は
インスタグラムのストーリー機能で「ALL EYES ON RAFAH」が流れてくる理由としては、海外のジャーナリストがインスタグラムを現地からの情報を共有するプラットフォームとしているからです。
現地の悲惨な状況を伝えるため、パレスチナ人ジャーナリストたちが使用しているインスタグラム。
ラファ市の現地の情報を共有・発信するために使用しているインスタグラムですが、残酷な表現が非表示にされる等のガイドラインがあるためうまく共有ができないと苦労をされています。
そんな状況を知った各国の著名人たちが一斉にストーリーに投稿し、「ラファに注視しろ!」という強いスローガンを持って訴えてます。
1つは世界的にラファ市に注視するべきということ、2つ目はインスタの運用会社「Meta」に間接的に抗議している雰囲気が伝わりますね。
さらに、今回の「ALL EYES ON RAFAH」を発信したのは誰なのでしょうか…調べてみました。
ALL EYES ON RAFAHのAIイメージを最初に発信したのは
インスタストーリーで流れてくる上画像の「ALL EYES ON RAFAH」はAIで作られたイメージ画像ですが、そのイメージ画像を最初に発信したのはマレーシアのインフルエンサーのChaa(@shahv4012)さんです。
Chaaさんはラファの悲惨な現状をAIを駆使してストーリーに投稿されています。
左下のストーリーハイライトには「ALL EYES ON RAFAH」とあり、「SPREAD」と拡散を切望されています。
Chaaさんのインスタグラムのストーリーハイライト、ぜひ一度ご覧ください。
All eyes onの意味は
そもそも「All eyes on」は英語のスラングで、命令形であり「注目しろ!」という意味で使われます。
例えば、
「All eyes on me!」
(私に注目しなさい!/こっちを見ていなさい)
等と命令的な場面で使用されます。
しかし、本来は「All eyes are on 〇〇」とするのが正しい文法です。
例えば、
「All eyes are on him」
(全員が彼に注目する)
というように、使用されます。
ただし、意味的にはあまり違いがないので、一般的には「are」のない「All eyes on」で使われることも多いとされています。
筆者も海外で英語勉強してましたが、「All eyes on」って言われたら、強く主張されている雰囲気があります!
では、次に「ALL EYES ON RAFAH」の由来を見ていきましょう。
ALL EYES ON RAFAHの由来は
ALL EYES ON RAFAHの由来はWHOのリック・ピーパーコーンのコメント
「ALL EYES ON RAFAH」の由来は、2024年2月に発した、WHOのパレスチナ占領地域の所長「リック・ピーパーコーン」さんのコメントした「All eyes are on Rafah」が由来とされています。
2024年2月14日に投稿された英語のメディア、Health Policy Watchの記事では、
“All eyes are on Rafah,” declared Peeperkorn, describing the tensions in the city,
引用:Health Policy Watchより
日本語に翻訳すると、
「全ての目がラファに注がれている」とピーパーコーン氏は述べ、同市の緊張状態を描写した。
引用:Health Policy Watchより
と、ピーパーコーンさんがラファ市の現地の記者会見で述べた言葉が由来とされています。
ピーパーコーンさんは現地に向かい悲惨な状況を確認。自体はそこから更に深刻化するだろうとコメント。その後に述べた「ALL EYES ON RAFAH」が印象的でした。
「All Eyes on Rafah」のスローガンを掲げて拡大
この「All Eyes on Rafah」は複数の組織やロビー団体がスローガンとして掲げています。
Forbesの英語版の記事では以下のように記されています。
Organizations and lobbying groups like Save the Children, Oxfam, Americans for Justice in Palestine Action, Jewish Voice for Peace and the Palestine Solidarity Campaign then repeated the slogan, and it has been used as a rallying cry at protests in Paris, London, the Netherlands, New York City, Los Angeles and beyond.
引用:Forbesより
日本語で説明すると、
5つの団体や組織が「All Eyes on Rafah」を掲げて活動されていました。
・Save The Children
・Oxfam
・Americans for Justice in Palestine Action
・the Palestine Solidarity Campaign
・Jewish Voice for Peace...etc
その活動は、ロンドンやパリ、オランダやアメリカのロサンゼルスやニューヨークなどで「All Eyes on Rafah」を掲げて活動されていました。
その後「#AllEyesOnRafah」のハッシュタグによりSNSで拡散されます。
ALL EYES ON RAFAHが拡散した理由
2024年5月28日、世界的に活躍する俳優やスポーツ選手、歌手、モデルらが一斉に「ALL EYES ON RAFAH」のイメージ図をSNSで発信。
またたく間に「ALL EYES ON RAFAH」が世界的なワードとなって広まっています。
たとえば、インスタのフォロワーが4680万人のインド俳優のVarunDhawan(ヴァルン・ダワン)さんのストーリーでは同様のイメージで投稿されています。
フォロワー数が・・・こりゃ広まるわね
こちらもインスタのフォロワー1015万人のイギリスのシンガー「Leigh-Anne(リー・アン)」さんもインスタで投稿されています。
これからも「All eyes on Rafah」を掲げての投稿が注目されそうです。
悲しいのはもうコリゴリですね。。。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!まとめです!
まとめ
・ALL EYES ON RAFAHの意味とは「ラファに注視しろ!」のメッセージ。
・ALL EYES ON RAFAHがインスタストーリーで流れてくる理由はパレスチナ人ジャーナリストが発信しているプラットフォームのため。
・ALL EYES ON RAFAHのAI画像の発信元はインフルエンサーのChaaさん
・ALL EYES ON RAFAHの由来はWHOの所長リック・ピーパーコーンさんのコメントから
・ALL EYES ON RAFAHが拡散した理由は、2024年5月28日に世界の俳優やモデル・スポーツ選手や歌手らがSNSで一斉に発信したから。
これからもALL EYES ON RAFAH」です。
↓こちらも読まれています↓